英国王室御用達『ロイヤルワラント』とは?

イギリス王室、英国ブランドなどに興味がある方は「英国王室御用達ブランド」「ロイヤルワラント」というワードを一度は聞いたことがあるのではないだろうか?

今回は英国王室御用達「ロイヤルワラント」について話していこうと思います!

  • ロイヤルワラントの歴史
  • ロイヤルワラントを獲得するには?
  • 誰が認定するの?
  • まとめ

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ロイヤルワラントの歴史

ロイヤルワラントっていつからあるの?

意外と考えたことない方もいると思います。

実は私もそこまで歴史については考えたことがありませんでした。

しかし知っていくと、これがなかなか面白い!皆さんもこれを知るのと知らないのとでは英国ブランドを奥深さが変わってきます。ではいってみましょう!

王室御用達の歴史は今から遡ること800年以上前になります。ヘンリー二世が狩猟用の衣類等を提供していた生地屋に与えた『Royal Charter(公式勅書)』が始まりです。王族たちが気に入った商品に与えるという仕組みは今も変わらないロイヤルワラントの本質といえます。

1840年に王室御用達協会が設立され無許可の使用が廃止になりました。ヴィクトリア朝時代には安価な輸入品から英国の産業事業者の利益を守る名目で2000件以上の認定が出されています。現在は800ほどまで企業も絞り厳しい審査の中ロイヤルワラントの認定を行っています。

ロイヤルワラントを獲得するには?

どの企業も王室に少しでも気に入られれば誰でも獲得できる。

そんなわけがない。。。

これが認定される条件なのです。聞いた感じ以上に結構厳しそう、、、

しかし、法律、銀行、動物医療などのサービスではなく衣類、繊維製品、酒類、食料品、宝飾品など、それに関連するメンテナンスサービスを提供する企業に認められます。

認定の有効期限は最長5年で最終の年の見直しの結果、継続するかどうかの判断をします。

王室に認定されるのは『英国のブランド』のみ、、

ではありません。

英国以外の企業も認定の対象になります。

誰が認定するの?

ロイヤルワラントに認定することができるのは今現在はチャールズ現国王しかいません。長年に渡りにロイヤルワラントを授けていたチャールズ現国王の他には故エリザベス女王と夫のフィリップ殿下がいました。(『Barbour』も現在販売されている現行品にはフィリップ殿下のワラントがなくなり2022より2ワラントに変更されています)

まとめ

今回はロイヤルワラントについてお話しさせていただきました。実際のところなんか聞いたことはある、タグに紋章がついているのをみたことがある、という方もそう少なくはないと思います。しかしそれは古い歴史があり王族により選ばれた由緒正しい紋章であります。今自分が手にしている英国の商品にロイヤルワラントがあるとこれは王族の方も一緒に使っているんだ、とすごい特別感みたいなものを感じます。(伝えにくいけど伝わってほしい)

英国の伝統、歴史が深く刻まれているロイヤルワラント。

ロマンを感じます。。。

最後まで読んでいただきありがとうございます。