今回はアメリカを代表するファッションブランド、アメリカントラッドの生みの親『Polo Ralph Lauren』のブランドの本質、スタイリングについてお話しさせていただきます。
- Ralph Laurenとは?
- Rarph Laurenは実はシンプルテイストのブランドではない
- Ralph Laurenを使ったスタイリング
- まとめ
Ralph Laurenとは?
※数多くの出来事がある「Ralph Lauren」ですが私なりに大きな出来事にフォーカスを当ててご紹介させていただくため少々略している部分があります。
名前くらいなら聞いたことがある。少しだけどアイテムを持っているという方も多いと思います。
『Polo Ralph Lauren』の始まりは1967年に「Polo」という名前でハンドメイドのネクタイなどのネックウェアから始まりました。その一年後に「Polo」より初めてのメンズフルコレクションが発表されました。
1970年には「Polo」からみなさんも聴き馴染みのある名前の「Polo by Ralph Lauren」という名前でニューヨークのブルーミングテールズに初のショップをオープンします。そして1972年、初のレディースフルコレクションを発表します。それと同時に「polo Ralph Lauren」に中でも定番になっているポロシャツもこの年発売されました。
1979年に西海岸の実用的な服にインスピレーションを受け「Ralph Lauren」の中でも今では貴重で価格が高騰しているラインの「Polo Western」が発表されました。キャッチコピーは「Made to be worm.(着るために生まれた服)」
1981年にはサンタフェ(ニューメキシコ州)の芸術、自由をなどの魅力を詰め込んだサンタフェコレクションを発表。同年に初の海外ストアをロンドンのニューポンドストリートに出店します。ヨーロッパ初のアメリカ人デザイナーの路面店となりました。
1983年に服飾デザイナーとしては初めての独自のホームコレクション『Ralph Lauren Home』を発表。寝具、ラグ、装飾品など幅広い品揃えでデザインはサラブレット、ニューイングランド、ジャマイカ、ログキャピンといったRLを代表する四つのモチーフを中心に展開されている。
1986年にRalph Laurenの初となるフラッグシップストアをオープンする。ニューヨークのマディソンアベニューにあるラインラインダーマンションを手彫りの手すり、オークの床、大理石の暖炉などをしつらえMr.Laurenの生き方やビジョンを表現しました。
1989年にヴィンテージに特化したライン、Polo Countryが登場。1989年から1992年のわずか4年間の短い期間のみ製造されハンドニットカーディガンやネイティブがらのラグジャケットなどは現在ヴィンテージ・ラルフの中でも球数も少なく希少性の高いレアなラインです。
1991年、Polo Bearが登場しました。スタッフがMr.Laurenに贈った彼自身をモデルに私服を着せ、そこからインスパイアを受けた限定版テディベアである。今ではセーター、Tシャツ、キャップなどに登場しPoloスタイルのシンボルとなっています。
1992年にPolo Sportが登場。大胆なカラーにグラフィックが特徴的な機能性重視のウェアラインはPoloでも人気のコレクションになりました。現在では 90sのPolo Sportが希少性が高く価格が高騰しています。
1993年には1989年から1992年の4年間製造されていたPolo Countryの後継ブランドとしてRRL(ダブルアールエル)が登場。ワーク、ウエスタン、ドレスと各テイストの高級ヴィンテージラインとなって帰ってきました。名前の由来はコロラドにあるMr.Laurenの牧場より来ています。90sのRRLはマニアやコレクターにも人気があります。
1995年、最高品質のmade in italyの最高級レーベル『Ralph Lauren Purple Label(ラルフローレン・パープルレーベル)』が登場。これまでにない洗礼された美しいスタイルを体現したレーベルです。
2002年、イタリアはミラノで初のメンズランウェイを開催しました。このランウェイではPurple Labelの2002awと2003ssが行われました。
2008年にはチームUSAのオフィシャルウェアサプライヤーとして「Polo Ralph Lauren」が夏のオリンピックの開会式、閉会式と米国オリンピックおよびパラリンピックのユニフォーム、ヴィレッジウェアを手掛けました。
2018年、平昌冬季オリンピックにおいて最先端パーカーを提供内蔵式ヒーティングシステムで電子制御をすることによって最長11時間の暖かさを贈りました。
2020年(2021年)に開催された東京オリンピック・パラリンピックにおいて「Polo Ralph Lauren」よりチームUSAのパレードようユニフォームを発表しました。白のスニーカーにポニーとオリンピックのロゴのついたブレザー、ネイビーと白のボーダーシャツに星条旗のバンダナと実にPolo Ralph Laurenらしいユニフォームです。
これ以上にもMr.Laurenは数々の偉業を行っておりアメリカ人デザイナーの中ではファッション業界や国際行事など様々な分野でご活躍されています。まさに異端児、、、いや革命家。。。(
これ以上書いたら先へ進まなくなるのでこのお話はこの辺で。)
Rarph Laurenは実はシンプルテイストのブランドではない?
http://ralphlauren.com
「Ralph Lauren」と聞けばみなさんどのようなイメージを持たれますか?(以下PRLと略す)
「シンプルにキレイめ」「単色でヨーロッパの街並みを連想させるようなスタイリング」などどちらかと言えばおとなしく街に溶け込むようなにイメージをされる人も多いと思います。
ガチのRalph Lauren Stylは結構派手で特徴的です
まず、PRLに限らずRRLやPolo Sportが得意とするものは当時のものからインスパイアを受けて作られたRL特有の『オリジナル』と『グラフィック』です。
http://ralphlauren.co.jp
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PRL : 繊細なグラフィックや多彩なカラーバリエーションのあるPRLのポロシャツ
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Polo Sport : サイクリングアパレルからインスパイアされてジップウェア
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RRL : 1940年代のブランケットにインスパイアを受けたワークニットシャツ
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RRL : 1920年代から1930年代のワークシャツをモデルに作られたチェックシャツ。
http://ralohlauren.co.jp
RRL :ウォッシュド加工が施された リペアド ツイル フィールドパンツ。
RLのどのレーベルにもグラフィックや当時のサンプリングなどが存在します。US NAVYやウエスタン、狩猟のグラフィックやフィッシングのグラフィックなど繊細かつクオリティの高いものが各コレクションに登場します。
ノームコアが流行っている今、シンプルに着るのももちろんありです!しかし、せっかくRLの洋服を着るなら少し派手に奇抜なRL Styleをするのが個人的にはアリと思います(私は後者派)
Ralph Laurenを使ったスタイリング
さてさて、今からは自分なりのRL styleをいくつか紹介していきます!
何かに参考になってくれれば幸いです。
一つ目はPRLのMLBとのコラボで登場したlimited stadium jacketを使用したコーデです。
jacket:PRL✖️MLB limited stadium jacket / shirt:PRL denim western shirt / tie:Drake’s / belt:RRL studs suède belt / pants:RRL one wash denim / sneaker:SUPEGA✖️green label relaxing 2750スタジャンにタイドアップはRLの定番スタイルです。テーラードジャケットでは少しかっちりしてしまうのをスタジャンとスニーカーで柔らかい印象にしています。
二つ目はちょっと変わった雰囲気のスタイリングです。
cap:PRL Polo Baer cap / t-shirt:PRL crewneck sweat t-shirt / shirt:PRL denim western shirt / pants:black horse lane one wash denim / shoes:Berwick wing tip shoes
デニムにデニムシャツにタイドアップは一つ目と変わりはないのですがその上からヴィンテージ加工を施したスウェットTシャツに革靴でトラッドスタイルを表現しています。色味の統一感はあって控えめに見えそうですがそこそこの存在感を出してくれます。
三つ目はヴィンテージのmilitary trousersを使用したスタイリングです。
cap:PRL Polo Baer cap / shirt:PRL denim shirt / t-shirt:fruit of the room / pants:U.K.military trousers / shoes:BIRKENSTOCK Boston
PRLのカレッジスタイルであるシャツを肩にかけるスタイリングをデニムシャツで斜めにかけヴィンテージのミリタリートラウザーズに革靴ではなくあえてサンダルと青のキャップで外しを効かせました硬くなりすぎないRL styleを表現しました。
以上です!参考になりましたかね(汗)
まとめ
今回はRalph Laurenの型から外す革新的なファッションスタイルでした。1967年創業で数々の偉業を成し遂げたRalph Lauren。今ではアメリカを代表するブランドとなり老若男女から愛されマネされるスタイリングなのですが、RL styleというのは元々批判が殺到していたと聞きます。「ボロボロのデニムにテーラージャケット?」「スーツにウエスタンブーツ?」「なんだその格好は!やめろラルフ!そんな着方をするんじゃない!」などファッション業界ではなかなか槍を浴びていたそうなのです。しかしいつしかそれが「カッコいい」「真似したい」とファンがどんどん増えていったんですね。私もその一人です。シンプルに当たり外れのない格好を、と派手なグラフィックやカラーリングは避けていました。その壁をぶち壊してくれたのがMr,Laurenです。ただのアメカジではない、一捻り加えたアメリカントラディショナルというジャンル。
Ralph Laurenがこだわり抜いたデザイン!みなさんもアメトラを楽しんでみてはいかがですか?
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